ご相談実例
DV被害に悩まされていた 女性のケース
配偶者からの日常的な身体的暴力や暴言に悩まれ、20代女性の方からご相談いただきました。
お話を伺う中で、
・『相手がいつ怒るか分からず常に怖い』
・『誰にも相談できず孤立している』
・『生きることさえ辛くなってきている』
と心身ともに限界に近い状態でした。
まずは安全確保を最優先に考え、今後の選択肢として
①警察への相談
②行政窓口の相談
③一時保護シェルターへの避難・別居
をご提案しました。
しかし、ご本人も長年の支配や恐怖心から、すぐに行動に移すことは難しい状況でした。
そのため、何度もカウンセリングを重ね、不安や迷いを一つずつ整理しながら、少しずつ目に進む準備を進めていきました。
その結果、『このままではいけない』と決意され、警察・役所への相談に同行し、必要な手続きを行ったうえで、一時保護シェルターへ入所。無事に別居を実現することができました。
その後、ご本人は離婚を希望され、法的手続きについては弁護士へ引き継ぎ、次の人生へ向けての一歩を踏み出されました。
この事例で大切だったこと
DV被害は、周囲から見えにくく、被害者本人も『自分が悪いのかもしれない』と思い込んでしまうことがあります。
ですが、暴力や支配から離れ、安全な環境を取り戻すことが最優先です。
一人で抱え込まず、まずは相談することが大きな第一歩になります。
借金による自転車操業に悩まされていた男性のケース
借金問題により生活が立ち行かなくなってしまった30代男性の方について、配偶者様を通じてご相談いただきました。
状況を確認すると
・銀行カードローン
・クレジットカードのキャッシング枠
・ショッピング枠のリボ利用
・消費者金融複数社からの借入
など、複数社から借入を重ね、返済のためにまた借りる『自転車操業』の状態に陥っていました。
給料が入ればほとんどを返済に充て、返済後に空いた枠から再び借入をしなければ生活費が足りない状況で、日々の生活も非常に苦しい状態でした。
さらに、親御様からの借入もあり、返済のために借金を重ねてしまうという悪循環が続いていました。
まずは現在の収入・支出・返済額を丁寧に整理し、生活再建に向けた収支計画と返済計画を一緒に作成しました。
ご本人も『なんとか自力で返したい』という強いお気持ちがり、まずは計画に沿って2か月間取り組まれました。
しかし、現実的には生活費を確保しながら返済を続けることが非常に厳しく、このまま無理を続ければ心身ともに限界が来ることが見えてきました。
そこで、法的整理も含めた選択肢として、
・任意整理
・個人再生
・自己破産
についてそれぞれの違いや今後の生活の影響をわかりやすくご説明しました。
ご本人は『できる限り返済したい』という希望が強かったため、まずは任意整理を前提としたシュミレーションを行い、状況次第では個人再生へ切り替える方針で進める決断をしました。
その後、ご本人から親族様にきちんと状況を説明され、費用が安く済む特化した弁護士事務所を探され、手続きを経て無事に借金問題から再出発することができました。
後日、
・『心が本当に楽になった』
・『心と生活に余裕が出来た』
とのお言葉をいただきました。
この事例で大切だったこと
借金問題は、本人の意思の弱さではなく、仕組みや状況によって誰にでも起こりえる問題です。
一人で抱え込み続けるほど、解決策が見えなくなってしまいます。
現状を整理し、正しい選択肢を知ることで、生活を立て直す道は必ずあります。
犯罪に巻き込まれ、抜け出せなくなっていた男性のケース
私の知り合いの大家様より、『入居者の様子がおかしい』『近隣トラブルが続いている』が管理会社に対応をお願いしているが上手くいかないとご相談をいただいたケースです。
集合住宅の一室に住む20代男性の部屋に、反社会的な人物と思われる者たちが頻繁に出入りし、
・深夜の騒音
・住民の方々の不安
・家賃滞納
・生活環境の悪化
など、周囲にも大きな影響が出ている状況でした。
詳しく状況を確認すると、ご本人は犯罪グループとの関わりの中で精神的に支配され、断れない状態となっており、
・違法行為の手伝い
・部屋を溜まり場として使用される
・携帯電話や口座契約の悪用
・日常的な脅しやプレッシャー
などに巻き込まれていました。
本人も抜け出したい気持ちはありながら、『逆らえば報復される』『逃げても追われる』と
強い恐怖心を抱えていました。
大家様協力のもと、まずは警察へ相談し、安否確認と安全確保を優先して対応しました。
幸い安否確認すると中に本人がいました。
だが当初、警戒心が強く、感情的な様子も見られましたが、落ち着いて話を重ねる中で
・このままでは訴訟リスクがあること
・近隣住民や大家様にも被害が出ていること
・今なら立て直せる可能性があること
を丁寧にお伝えしました。
さらに男性の親御様とも連携を取り、帰る場所や支援体制を整えたうえで、警察への保護相談に同行し繋げる事が出来ました。
その後、親御様の協力の元で、
・賃貸契約の解約
・引っ越し
・生活再建の準備
を進め、集合住宅の環境も改善されました。
この事例で大切だったこと
犯罪に巻き込まれている人の中には、自ら望んで関わっているように見えても、実際には恐怖や支配によって抜け出せなくなっているケースもあります。
周囲の協力と適切な機関への相談により、立て直しは十分可能です。
失恋をして深く落ち込んだ男性のケース
結婚を考えていたパートナーから突然別れを告げられ、強い喪失感から仕事や日常生活にも支障がでるほど落ち込んでしまい、ご相談に来られました。
恋愛の悩みは、相手の気持ちが見えにくいことや、感情の波が大きくなりやすいことから、ひとりで抱え込むほど気持ちの整理が難しくなる傾向があります。
まずは焦って答えをだそうとせず、辛い気持ちや誰にも言えなかった本音、これから先の不安を、ゆっくり言葉にしていただきました。
カウンセリングを重ねる中で、ご自身の気持ちや相手との関係を少しずつ整理できるようになり、『復縁だけにとらわれず、自分の人生を前に進めたい』と思えるまで回復されました。
一時は手につかなくなっていた仕事にも再び集中できるようになり、今では本来の力を発揮しながら、新しい出会いや恋愛について前向きに相談してくださるまでになっています。
社内の環境や結果、人間関係のご相談ケース
相談者様は、社内の環境や結果至上主義の風土、社風、職場での人間関係に深く悩んでおられました。
こうした職場の悩みは、多くの方が抱える問題であり、長く心を苦しめる原因にもなります。毎日の仕事の中で積み重なるストレスは非常に大きく、悩みも多岐にわたっており心身共に疲労された状態でした。
まずは、何でも安心して話せる場所として、これまで抱えてこられた思いや苦しさをすべてお話いただきました。話し終えた後には、『気持ちが軽くなりました』とのお言葉もいただけました。
カウンセリングを重ねる中で、ご自身が本当はどうしたいのかが少しずつ明確になり、言い出しづらかった退職についても、ご自身の意思で申し出ることが出来ました。
その後も継続してサポートを行い、しっかりと休息期間を取りながら心身を整えたうえで、新たな再就職にも成功されました。
この事例で大切なこと
『限界まで我慢しなくていい』ということです。
相談に来られ安心して本音を話せる場所があったことが転機となりました。気持ちを言葉にする事で自分の状態や本当に望んでいることが整理されていきます。